無事に3期目を終え、先週消費税と法人税を納付して来ました!
起業して3年が経ちますが、毎年このタイミングにもらう決算書＝成績通知表を確認しながら、ステークホルダーへの感謝の気持ちを込めて銀行の窓口で税金を収めています。窓口で一人涙ぐむ怪しい中年 笑。
3期目は提携パートナーも増え、業容も少しずつですが拡がりました。コロナ禍でビジネス環境も変化する中、柔軟な会社運営ができたのは収穫でした。そこには3つの変化が背景にあったと思います。
一つ目は、売上構造の変化。
1期目・2期目は新規クライアントからの売上が大半を占めましたが、前期は過去にお仕事を頂いたクライアントからのリピート受注も増えました。起業する前は「本当にお仕事もらえるのだろうか？」と戦々恐々だったけど、2年間頑張った甲斐もあり、私のマーケティング実務経験や、仕事の効率化・高度化のやり方をご評価頂けたのかなと思います。そんなソフトノウハウが拡がっていった事で、継続的な受注に繋がったと感じます。
二つ目は、代表としての私の意識の変化。
16歳から35歳くらいまで結構真面目にラグビーをやっていました。社会人になっても鼻を折ったり、額を縫ったり、、。そんな自分の中に常にある「俺が、俺が」意識。。。時に暑苦しいくらいのエネルギーを放出してしまうのですが、仕事が忙しくなればなるほど「自分が倒れたら会社は終わる」みたいな妙なプレッシャーだけが募っていきます。
そんなある日、突然「良性発作性頭位めまい症」というのを発症しました。朝起きたら天井がジェットコースター乗っているみたいにグルグル…、流石に焦りました。それも一つのきっかけとなり、freebee代表としての役割以外、提携パートナー（調査会社、戦略PR、中国EC事業、デザインエージェンシー）のマーケターの立場での仕事に積極的に取り組むようになりました。自社以外の4つの肩書・名刺を駆使して、その会社のスタッフさんに助けてもらいながら業務を回しました。
「主役にならなくて良い。俺が倒れてもチームは残る」と思えるようになり、力が少し抜けました。不思議なことに、かつて一人で頑張っていた時よりも飛躍的に仕事の量（売上も）が増えたんです。それからは平均すると毎月20ぐらいの案件を回せるようになりましたが、精神的な追い込まれ感のようなものは無くなりました。大きな収穫でした。
三つ目は、家族全体としての働き方の変化。
コロナ禍で鎌倉の飲食店は大打撃を受けています。私もお気に入りの仲間のお店が潰れたら嫌なので、ランチにテイクアウトに足繁く通いました。我が家の外食費は鰻登り…。一方、私のコンサルティングの仕事の方はというと、主要クライアントの事業部門や企画部門、広告部門は国内外含めて一気にオンライン化が進みました。結果、鎌倉から移動する手間が消え、1日2-3件が限界だったアドバイザーの仕事が、下手すると1日5件こなせるようになりました。
働きすぎには注意しなければなりませんが、往復4時間の通勤時間・奪われていた体力と精神的余力を考えると、マーケターとして稼働できる時間が大幅に増えた事になります。労働生産性は飛躍的に向上しました。
それと、とっても些細な話ですけど、家にいる時間が長くなったので「苦にならない家事（皿洗い）くらいはやろうかな」という気持ちが芽生えてきました。全ての炊事・家事・育児を一人で担っている妻にとって、夜に洗い物をやらなくて良いという事でも精神的に楽なんだそうで…。
妻の方もこの半年で、専任パートナーを付けて急ピッチに準備を進め、stand.fmでラジオ番組までやり始めています。すごい！
基本的には毎週水曜日のお昼1215-1300にLive配信していくようなので、在宅勤務中にお昼ご飯食べがてらでも聴いてみてください〜。
働き方というよりも生き方を問われる時代。空に浮かぶ雲のように、流れに身を任せて、自分の好きなように形を変えて生きていって良いと思います。結局のところ、自分の自由を制限しているのは自分自身でしかないわけなので。
いつも案件を発注頂けるクライアント様、我がままな働きぶりをサポートしてくれる各社のスタッフ、何より起業家として生きる私を全面的に応援してくれる家族。そんな周りの人たちのお陰様で、私は今も生かされています。
感謝！
