一昨日、とても仲良しのマーケター2人の海外駐在壮行飲み会でした。前職の家庭用事業部で10年間、現場のマーケティングを一緒にやり切った仲間です。
聞けば彼らの日本最後の壮行会のチャンスを、私との「湘南呑み」に与えてくれたそう!有り難い事です。昔話やこれからの話に花が咲き、3時間以上クラフトビールを飲み続けました。
彼らが今までに身につけたスキルと経験を活用すれば、海外マーケティング現場で大きな成果を掴む事は間違いないでしょう。
僕はよく、日本のマーケティングと海外のマーケティングの違いを、テレビ番組のストラックアウトに例えます。9マスの的を投手が射抜く、あのゲームですね。
日本のブランドマーケティングは、4かける4の合計16マス。とても小さくて当てるのが難しいマスです。限られた時間で、一つづつ射抜いて行く、緻密さと根気が必要な仕事です。
一方、アジア新興国でのマーケティングは、2かける2の合計4マス。一見すると大きい的だし、簡単に射ぬけるような気がする。でも実は投げる球が重い鉄製 笑。
鉄の球を投げるだけのエネルギーと、一発で射抜かなければいけない度胸が試される仕事です。
僕自身、企業在籍時の20年間で、日本とアジア新興国の現場のマーケティングに携わらせてもらいました。その経験は、本当にpriceless。お金を出しても得られない体験。
彼らもまた、鉄の球を投げられる肩を持ち、かつ緻密なコントロールもできるマーケター。海外での仕事が大変なのは間違いないけど、きっとやり甲斐と楽しさを感じるはず。
侍マーケターが海を渡ります。彼らが作るだろう、5年後の素晴らしい未来が楽しみ〜。
身体だけは気をつけてね!