4年前のインド一人旅日記の2回目です。
鎌倉で知り合ったサーファーの友人・パパ友が、「え?中島さんインド行くの?だったらお薦めの本があるよ」と言って貸してくれたのが「SHANTARAM」という小説。ネタバレするのであまり書けませんが、オーストラリア人の脱獄囚が、インドに亡命して壮絶な体験をするというハードボイルドストーリーです。
この小説を片手に、ヨガや瞑想に触れる旅は、インドという国の混沌、生々しさ、生きる力の強さ、そして生きるということの意味、を体感する旅。
ニューデリー〜ハリドワール〜ヨガの聖地リシケシュまでの記録です。↓
機中でシャンタラムを夢中になって読んだ。自分の幸せを本当に大事にするインド人。全ての人がいて、この世界が成り立っている事が腹落ちしているからこそ、人として対等なんだと思う。
皆が自分の為に生きている。日本人は他人の為に生きている人が多いと思う。今回の旅では金が続く限り、インド人を信じてみようと思う。裏切らない!そう信じてやってみる。
ホテルの排気ガス臭いシーツやバスタオル。19歳の時に中国に一人旅に行った時の感覚を思い出す。でも嫌いじゃないな、このリアル感。
ガイドさんと一緒にハリドワール駅までチャータータクシーで。帰りの鉄道チケットはやはり買えない。年末年始に当日チケットなんて買えるわけないか。日本や中国ではこういう時に窓口で怒鳴っている人がいるんだけど、インドでは怒ったりイライラしている人がとても少ない。
ヨガニケタン・アシュラム(道場)に到着。一人修行に集中できる環境、非常に快適。初めてのガンジス河は雄大!たっぷりの水がゆっくりと流れていて、過去にも未来にも脈打つように流れていると思うとすごい。
部屋に入るとすぐに停電。事務所に言いに行くと「ああ、今はもう電気がきてるよ」と。確かに停電は一瞬の事だったようで、部屋に戻ったらなにも問題なかった。
本当は昼間に電気が消えても何も困らない。やっぱり自分の中に恐れとか焦りがあるんだなあ。
インドは我先にという焦りのようなものが、他のアジア諸国よりも少ないように感じる。ドライバーも必要以上の追い越しをしない。必要なように、自分が良いように、足るを知る感じがある。すごい国。
次はリシケシュでの瞑想・ヨガ体験について書きます。乞うご期待!笑