2021年も終わりますね。コロナ禍の2年間は外部環境の変化、それに伴う内面の変化がとても大きく、なんだかとても長い時間生きたような感じがします。
今年、特に我々マーケターにとって最も大きな変化はオンラインの常態化でした。今では打ち合わせはほとんどがオンライン前提。鎌倉在住の僕に「申し訳ないんですけど、対面が良いので東京に来れませんか？」なんて聞かれるのも新しい日常。
移動時間・通勤時間という当たり前だった制約がなくなり、逆に効率的な働き方ができるようになった世帯も多いように思います。この日本全体で起きた変化をしっかりと見極めて、これからの社会に対してどのような価値を提案できるか。変化を捉えて価値を生み出す、マーケターの腕の見せ所ですね。
freebeeという組織を創って４期目。今年は、コンサルティング事業が沢山のお客様に支えられながら堅調に推移した事に加え、起業の根本になっていた「新しい事業を興す」が具現化した年でもありました。
一つ目は、葉山の無農薬野菜を使って作る「葉山コーディアル」の販売開始。自社内ではSustainable farmingプロジェクトとして少しずつ実験しながら商品開発に取り組んでいます。私自身がお気に入りでいつも通っている鎌倉のお店に、私自身が営業に伺い、商品コンセプトの紹介と試飲プレゼンを行いました。
有難いことに各オーナー様が商品の仕上がりをとても評価してくれまして、鎌倉小町通りにある「オステリア コマチーナ」様、鎌倉駅西口にある「鎌倉 Garden House」様、湘南モノレール西鎌倉駅近くの「満漢亭」様、３店舗での商品お取り扱いが決まりました。
※葉山の赤紫蘇の収穫量が律速になる為、2021年クロップ品はこの3店鋪限定での出荷となります。
二つ目は、妻が発起人・代表理事を務める「一般財団法人シャンティハウス」の設立。このパンフレットもそうですし、ホームページ制作、理事会の運営、Stand.fmの仕組みを使って毎週放送しているラジオ番組「ENERGY FLOW」等、もの凄い勢いで活動を具現化していきました。
freebee社は事務所スペースの提供、法務・財務等のコーポレートマネジメントの支援、イベント等を実施する際のお手伝いをする代わりに業務委託料を頂いています。私が創った事業ではないのですが、志を持ったパートナーが事業や活動をエネルギッシュに興していくのを間近で見るのは、まるで自分の事のように嬉しいものです。
手を出さない、口も出しすぎない（難しい。。）、頼られた時には手助けをする。なんとなく子育てに近いものを感じます。事業主が主役で、freebeeは黒子、という新しい事業創造の形ができたのは大きな発見でした。
今、自分の仕事には二つの幹があります。それが①グローバル、と②マーケティング。仕事に関する専門性の幹は10年でやっと一つぐらい出来上がると思うんです。これまでの25年の社会人経験を踏まえ、2021年は大きな二つの幹の近くに、③新事業開発という芽が出始めた感覚があります。
起業時に掲げた「ソーシャルビジネスを創る」というビジョンがより具体的にイメージできるようになってきました。あとは「やる」か「やらない」かを自分が決めるだけ 笑。
世の中に沢山マーケターが溢れれば、社会はもっと楽しく、暮らしやすくなる。僕は本気でそう思っています。一緒に取り組むメンバーが創造の楽しみを感じられるような仕掛けを、これからもどんどん考えていきたいと思います。
それでは皆さん、2022年も引き続き宜しくお願い申し上げます！
